不動産選択の際は購入と賃貸の比較が重要です
大きな買い物と言える不動産ですが、不動産を選択する時には、当たり前ですが、購入するか賃貸かでその基準は大きく異なります。どちらを選択するほうが有利か経済状況やライフプランによって大きく異なるとはいえ、住宅ローンを組む際にはこうした比較が重要になります。要するに、今のまま不動産を賃貸で済ますのか、ローンを組んで持ち家にするのかという選択です。こうした選択肢は結婚や子育てが一段落ち着いた30代前半特有の疑問で、実際に住宅ローンを組む方の多くがこの世代です。
しかし、場合によっては持ち家よりも賃貸で借り続けた方が最終的に得だという場合があります。
多くの持ち家派の方は、自分の物にならない物件に長期的に出費し続けるのはバカバカしいという意見を主張します。その為ローンを組んででも子供に財産として残せる持ち家を購入する運びとなります。しかし持ち家には、賃貸ではない様々なリスクが存在します。
まずは金利の上昇リスクです。低金利の経済状態が続いても、引き続き同じ状態が何十年も続く保障はありません。
それどころか、住宅ローンは何十年という長期的な見立てを元に計画を立てるのが普通なので、こうしたリスクはあって当たり前と思って組むべきです。でも、実際はそのようにプランを持った利用のみではありません。金利が1パーセント上がるだけで、結果的に総支払額は100万円単位で違ってきます。よって毎月の負担額も数万円単位で上昇するのですが、ちょうどその時期に子供の進学や減給などが重なり、途端に支払いが難しくなります。
実際こうした思わぬ負担の増大から住宅ローンの支払いが滞り、結果的に家を失う方が大勢いらっしゃいます。
そうした危険性を十分考慮した上で、不動産を選ぶ際には持ち家か賃貸かを選ばなければなりません。当然、自己所有の家には、賃貸には要らない満足感や内装や外装の自由度など数多くのメリットが存在することは事実です。しかし、住宅ローンやその他の負担も十分考慮した上で決めて下さい。
住宅ローンは、長年の付き合いになるものですから、よく考えて決めた方が良い物です。あなたは、住宅ローンをどのような計算で支払っていますか？住宅ローンは、繰り上げ返済もできますし、ボーナス払いもできます。このようにさまざまな返済方法を取り入れて工夫すれば早期にローン返済を終えることができます。また、ローンを他社と比較するものも大切です。乗り返してお得に返済しましょう。
